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リタ・ホイ監督と「哭き女」について

今日(4月18日)「日本・香港インディペンデント映画祭」に登場するリタ・ホイ監督と
「哭き女」について、紹介しようと思います。

監督のリタ・ホイは1998年に日本のイメージフォーラム・フェスティバルにて
「Ah Ming 」という短編で最優秀賞を獲得したことがあり、
2009年劇映画デビュー作「慢性中毒」は釜山国際映画祭のコンペ部門(ニューカレンツ)にも入選された。
「哭き女」は彼女の劇映画第二作だ。そして、2016年に雨傘運動の前後を描く群像劇、
三時間の大作「風景」を完成したばかりだ。彼女は実験映画、劇映画を執る傍ら、
長年香港城市大學の創意媒体中心で教鞭を執っていて、今まで沢山の若手監督を育って来た。
今年香港アカデミー賞の新人監督賞を授賞した「一念無明」のウォン・ジョン監督、
まもなく日本劇場公開される「十年」のウォン・フェイパン監督らも実は彼女の教え子だ。

葬儀の時に遺族の代わりに故人を悼み「悲しい」などの気持を表現する「哭き女」を主人公とした
この不思議な物語は香港の過去、現在、未来を寓意的に描くホラー映像詩だ。
実験的なスタイルとジャンル映画を融合し、インディペンデント映画でもなく、
商業映画でもない、従来の香港映画のイメージを打ち破るこの美しい作品からは、
香港という都会への愛が画面の隅々からにじみ出ている。映画の終盤に響き渡るテーマソング
「さよなら、香港」(作:黃衍仁)を聞いた瞬間、誰でもそう強く思うに違いない。

死んだ親戚の通夜を経験した後、自身が持っていない記憶やアイデンティティの間をさまよいながら、
異常行為を繰り返すヒロインを全身全霊で演じた香港のスター女優、
ミシェール・ワイ(詩雅)はあまりにも美しい。彼女の素晴らしさを確認するために、
この映画を見る価値もある。

内田英治の「下衆の愛」と併映するが、まったく共通点がない二作、
まったく背景もバックグラウンドも違う二人の映像作家の愛すべき映画。
どんな化学作用が起きるか、上映後、二人監督の対談も楽しみ。

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