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ツァン・ツイシャン監督の「河の流れ 時の流れ」について

「河の流れ 時の流れ」は商業映画界でも知られた女性監督、ツァン・ツイシャンによる、
十年以上をかけて、自身が生まれ育った村の過去、現在、未来を複数の家族の
ストーリーを通じて多面的に描いたドキュメンタリーだ。
映画の隅から隅まで、監督の、自身の村に対する愛が溢れる。
2014年に劇場公開された際、香港本土意識の強まりとともに大きい反響を巻き起こし、
地元ではドキュメンタリー映画として異例にロングランし、記録的にヒットした。

ツァン・ツイシャンの香港アカデミー賞新人監督賞授賞作「ビッグ・ブルー・レイク」は
2012年に大阪アジアン映画祭で上映された。
2013年に大阪アジアン映画祭コンペティション部門の審査員をつとめるために
再び来阪した。2015年に韓国の人気スター、パク・シフを迎えた中国/韓国合作映画「君の香り」は
日本でも劇場公開された。

劇映画「ビッグ・ブルー・レイク」の舞台は実はこのドキュメンタリーの舞台と同じ村なのだ。
新鮮のシーフードでが有名になった西貢(サイコン)市内にある小さい村からフランス、
イギリスへと移民した家族の映像は、香港のとある村の近代史、世界との関係を野心的に構築し、
過去100年に渡る香港社会の縮図を浮き彫りにしている。映画のクライマックスの一つにもなっている、
村で10年に一度開催される祭り(太平清醮)は特に印象深い。

素晴らしい編集を手掛けたのは長年エリック・ロメールの映画の編集に
従事している香港人メアリー・スティーブン。河瀬直美監督の「萌の朱雀」、
「殯の森」の映画音楽を手掛けた茂野雅道がこの映画のために作ったオリジナル曲は、
香港の近代史の変遷にうまくマッチしている。香港人監督とフランス映画や日本映画で
よく知られる二人の素晴らしいスタッフのコーオペレイションは見逃さない。

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